戸建て住宅の郵便ポストの防犯対策!個人情報の流出に注意

防犯対策
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毎日のように届くハガキや封書などの郵便物ですが、ポストから取り出すのが面倒だから…郵便受けには盗られて困るような物は届かないから…チラシしかないし…となんの対策もしていない状態で使用していませんか?

郵便物には公共料金の請求書や領収書、家族宛の案内状など住んでいる人たちの情報が入った封書などが届くため、もし盗まれなくても継続して覗かれていたら家族構成から細かい個人情報まで知られてしまいます。

家の中に侵入されないよう対策を行っている方も見落としがちなのが郵便ポストの防犯対策だったりします。

今回は郵便ポストの防犯についてお伝えしていきます。

郵便ポストは個人情報の宝庫

日々、郵便ポストには家の住人宛に郵便物が届きます。中には自分の家には全く関係のないビラや近所に新しくオープンしたお店のチラシなどが入れられていることもありますね。必要のないチラシばかりだと郵便受けから取り出すことも面倒になってしまうかもしれません。

毎日を忙しく生活しているほど重要と思えないことは後回しにしてしまいがちです。

しかし、普段届けられるものが不要な郵便物だけではありません。

公共料金の領収書や季節ごとの年賀状のような挨拶状、インターネットやカードの更新情報、ネットショッピングで購入した普通便での商品など毎日ではなくても自宅のポストへ届けられます。

郵便物には次のように一般的な情報でさえもいろいろなことが分かってしまいます。もしポストへ届けられる郵便物を知らない誰かが盗みだしたり、覗かれているとしたらとても怖いことなので対策が必要です。

郵便物ののぞき見/盗難自体も非常に問題ですが、残念ながらその先の被害も考えられてしまいます。
そうです「空き巣被害」です。ある意味ポストから個人情報を盗み出す目的が空き巣を狙うための前提条件の可能性すらあります。

郵便物に記載される個人情報から分かること

たった1枚のハガキだけでも様々な情報(以下の個人情報)が分かってしまうこともあります。
例えば貸付け会社からの住宅/自動車ローンの郵便物、役所からの年金のお知らせ情報、公共料金の領収書などから世帯主や家族構成、子どもの学校に至るまで判明してしまいます。

  • 氏名(世帯主、家族)
  • 生年月日
  • 連絡先(電話番号:自宅/携帯)
  • 家族構成(子どもの学校名、学年など)
  • 郵便物の送り主情報(住所、氏名)
  • クレジットカードの明細
  • 取引先の銀行(銀行口座、住宅/自動車ローンの融資先)

抜かれた情報から空き巣被害に発展することも…

自宅の郵便受けから盗まれた情報にはどのような使い道があるのか?ですが、最も考えられることとして「空き巣」へ入るための下準備、事前調査ではないでしょうか。

上記のように郵便ポストから得られる個人情報から次のことが予想、分かってしまいます。

  • 誰が住んでいるのか
  • 家族構成はどうなっているか
  • 平日/休日、日中/夜間で留守になっているのはいつ頃か
  • 金銭的な状況(ローンの有無)

当然ですが、空き巣犯は家に誰もいないときを狙って侵入します。

会社勤めの方の場合、朝に出社し夕方から夜には帰宅するでしょう。学生さんも同様に朝から夕方まで学校かもしれませんし、パート勤めの方の場合お昼から夕方までお仕事かもしれません。夜勤もあり得ます。

生活サイクルは人それぞれで違っていますので、「家に誰もいないのはいつなのか」も異なってきます。

夜間は家の電気が点灯しているか否かで在宅しているか簡単に見分けることができますが、日中は家の中の物音がしない限り外から在宅中かどうかを判断することは難しいわけです。

空き巣犯は誰もいない間に家へ侵入し、家財を物色して金目になる足の付かないものを盗んでいきたいため個人情報から「不在時」を知りたいのです。

不要なビラ/チラシもこまめに確認

出前や飲食店オープンのチラシなど自分にとって不要であれば、郵便受けから取り出して処分することが面倒となりがちです。しかしそのまま放置しておくことは危ないことです。

空き巣犯でなかったとして、ビラやチラシで一杯になっている郵便受けがあったとしたらどう感じますか?

この家には人が住んでいるのだろうか?きちんとした人なのだろうか?などと思ってしまいがちですね。

空き巣犯からしたら、家へ簡単に侵入し易そう、もしかするとなにか盗まれても気づかないのでは…と狙われやすくなるかもしれません。

郵便物を守るための対策

郵便受けには入口と出口があります。入口は配達員が入れる部分、出口は住んでいる人が取り出す部分です。

郵便物を守るには、いったん入れたら入口から覗かれず取り出されないこと、出口は家人以外には取り出すことができないことが必要条件となります。

つまり郵便ポストに必要な防犯対策のポイントとして

  1. カギを付けること
  2. 中を覗かれないような目隠しされていること

他人に勝手に開けられる可能性

郵便受けを勝手に空けられないようにカギをつけることが最も有効と考えられます。カギ自体は高価なものでなくても取り付けることによって犯罪を防ぐことができるため、もしも現在カギが付いていないのであれば直ぐに設置することをおすすめします。

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