災害時の連絡手段・情報の集め方を考える

防災対策
この記事は約5分で読めます。

災害時、どこで何が起きているのか、自分たちは行動したら良いのかパニックになっている状況では正しい情報の取得が何よりも一番大切となります。

災害にあった際に自宅におり電気が使える状況ならばテレビやラジオをつけることでその情報を得ることができますが災害時に電気が使えなくなってしまった時にも正しい情報を得る方法を今から考えておく必要があります。

まとめて用意できるこちらの防災セットを購入することも準備時間の短縮/長期的なコスト削減の面からおすすめです。
おすすめ 「転がす」「背負う」「持つ」3WAYキャリーリュック採用 ものすごい防災セットシリーズ
おすすめ 玄関扉に取りつける防災バッグ「OTE(OnTheExit)」!!
おすすめ 防災士厳選の防災グッズ39点セット【ディフェンドフューチャー】

インターネット、携帯電話の普及で情報収集はしやすくなった?

ある日、いつも通りの生活をしていた時に突然災害は起こります。特に地震は予兆などなくいきなり私たちの身に降りかかります。

それが自宅にいるか外出先での出来事かによってその後の対応が変わってきます。

私も震度5超える大きな揺れの地震を過去に経験しています。阪神淡路大震災、鳥取西部地震、芸予地震、中越地震、東日本大震災です。
阪神淡路大震災は早朝に起きたことから自宅で揺れを感じました。鳥取西部地震は昼過ぎに起きた地震で友人と大学近くの小道を歩いている際に、芸予地震は夕方前に自室で、中越地震は職場でエレベーターに乗っていました。東日本大震災の際には自宅で大きな揺れを経験しました。

私はあまり日頃から外出をしないのですが大きな地震が起きた際に自宅以外の場所にいたこともあり、電車が動かなくなって帰宅ができなくなったり、今何が起きているのか分からなかったり、家族と連絡がつかないこともありました。

今ではインターネット、携帯電話の普及に伴い家族との連絡も災害時の情報収集にも格段にしやすくなりました。

しかし何をどのように使うのか、どんな場合にも携帯やインターネットで必要な情報収集ができるのかといったお話を今回はしていきます。

災害時に自分でできる情報の集め方

ある日突然起こる地震などの災害。そんな時に自分の安否を伝えたり、家族の心配をして連絡を取ろうとする方は数多くいるかと思います。それは当然のことです。

しかしあまりにも多くの人が一気に電話をかけてしまうとあっという間に電話回線がパンクしダウンしてしまうという状況は年末年始のカウントダウンの際、大きな災害が起きた際に経験された方もいるはずです。

また自分が今どんな状況に置かれているのか、そしてこれからどんな行動を取ればいいのかを考える際に情報収集は重要です。自宅で電気が使える状況ならばテレビやラジオで情報の収集を行えばいいのですが外出先の場合には難しいこともあります。

ひと昔前ならばワンセグの携帯電話もあり携帯電話でTVを見ることができましたが今ではほとんどの機種で携帯電話でTV を見ることはできません。

家族・友人に連絡を取る方法

以下に家族や友人への連絡方法として考えられる手段をあげてみます。

災害用伝言サービスの利用

171の番号でよく知られるサービスになります。パソコン、スマートフォンで利用でき災害時に自分や家族・知人の安否確認を行うことができます。

またどこに自分がいるのかなどもメッセージで残すことができるため災害時にまずは利用したいサービスとなります。詳しくは総務省専用ページがありますので是非参照して下さい。

LINEの利用

災害時電話が回線のパンクにより使用することができなくてもLINEは最後まで使うことができると言われています。
またLINEの位置情報をONにすることで自分がどこにいるのか相手に伝えることができたり、ステータスメッセージで自分の状況を伝えることができるのも利点と言えます。

ただし自分とつながりのない人との情報の共有はできないため、大切な人とは日頃からLINEで繋がっておくことが第一条件となります。

Twitterの利用

Twitterは主に「つぶやく」ことが主流とされたSNSです。

しかしこの呟きには大きな力があります。自分の友人と繋がっていれば、自分の状況について伝えることができますし、情報収集を行う際にはTwitterはとても有効なものとなります。自分の知らない第三者が流してくれる情報が災害時、緊急時にはとても役立つことになるのです。

ちょっとした実体験

私もテロの横行する時期に海外にいたことがあり、たまたま近所のショッピングモールにいた際、「不審な箱」がショッピングモール付近に置かれているとスーパーも本屋も薬局も雑貨屋も一気にシャッターを下ろし始める出来事がありました。
警官が突入してきても最初はそこまで危機意識を持っていなかった私ですがその場を離れようと全力疾走する人、子どもを抱えて泣き叫んでいる人、訳が分からないと怒っている人を目の当たりにし、のほほんとした安全第一国で生活していた身にも相当な恐怖が湧いてきました。
気づけば私も全力疾走。けれどその場にいた人たちに「何があったの?」と聞いても「分からない」というばかりでした。

そして帰宅後Twitterのアカウントを初めて作りました。私がいたのは地方だったためTVで扱われるはずもなく近所のスーパーで働く友人に聞いても「分からない」とのことだったのでTwitterで情報収集をすることにしました。

そこに出てくる情報量といったら凄まじいものでした。時間、場所、当時の写真、警察の発表内容、結局「不審な箱」はうっかり屋さんが置いていった荷物であった。という顛末でした。

しかしこれが分かると分からないとでは天と地ほどの違いがあります。情報収集の大切さについて改めて再認識をさせれらた出来事でした。SNSは怖いと思っていましたが知らない事の方がよほど怖い事だと私は感じました。

スマホ用モバイルチューナー・テレビアンテナでの情報入手

今では多くの方の持つ携帯電話がワンセグ非対応となっておりT Vが携帯電話で見ることはできないと思います。

そんな時にはモバイルチューナーやスマホ用のテレビアンテナも今は販売されています。こうしたツールを用いて情報収集の方法は多く持っていた方が良いです。

まとめ

今回は災害時に家族や知人と連絡を取る際の方法、また情報収集の仕方についてお伝えしました。
これから梅雨の季節を迎える日本ですが大雨による災害への心配も抱えています。

また地震も多くの場所で起きやすくなっているため日頃からの備えは十分すぎるほどに行っておくべきと言えます。改めて家族間でいざというときの連絡手段の確認や情報収集のやり方の確認など話し合いをしっかりと進めていきましょう。

コメント