停電したとき温かい食事はどう作りましょうか?
電気が止まるとIH調理器はもちろん電気のスイッチで点火する都市ガスのコンロも使えなくなることがあります。そんなときに調理の熱源として役立つのが カセットコンロ です。普段の鍋料理にも使え防災と日常で兼用しやすいのも利点です。
この記事では、災害時にカセットコンロが役立つ理由といちばん迷いやすい 「ボンベは何本必要か」 を人数×日数の早見表で整理します。あわせて耐風カセットコンロ・カセットボンベ・炊飯クッカーの選び方と7年保管のローテーションもご紹介します。
災害時にカセットコンロが役立つ理由
なぜ防災にカセットコンロが向いているのかを整理します。
電気・ガスが止まっても調理できる
- 停電するとIH調理器が使えず電気点火式のガスコンロも止まる ことがあります
- カセットコンロは 電気を使わず単体で着火・調理 できるため、ライフラインが止まっても温かい食事を作れます
- お湯を沸かせればレトルト・アルファ米・カップ麺・粉ミルクなど備蓄食の幅が広がります
普段使いと兼用しやすい
- 鍋料理やホットプレート代わりに 日常でも使える ため防災のためだけに眠らせずに済みます
- 農林水産省の食品ストックガイドでも電気・ガス・水道が絶たれた場合に備えて カセットコンロとカセットボンベを用意しておく ことが推奨されています(出典:農林水産省 災害時に備えた食品ストックガイド)
- ポータブル電源などの電源とあわせて備えると停電時の生活がぐっと楽になります

ボンベは何本必要?|人数×日数の早見表
カセットコンロを備えるうえでいちばん迷うのが ボンベの本数 です。ここを早見表で整理します。

カセットコンロ用のボンベって何本あれば足りるのかな?

農林水産省のガイドでは1人1週間あたり約6本程度が目安とされています。家族の人数分をかけて備えておくと安心ですよ。冬は火力を多く使うので少し多めが望ましいとされています。
人数×日数の早見表
農林水産省の食品ストックガイドでは1人1週間あたり約6本 のカセットボンベの備蓄が必要とされています(出典:農林水産省 災害時に備えた食品ストックガイド)。1日あたりに直すと1本弱で実際の消費量は調理の内容や気温で変わり、岩谷産業の試算では気温が低いほど必要本数が増えます(出典:岩谷産業 カセットボンベの備蓄目安)。
| 世帯 | 3日分 | 1週間分 |
|---|---|---|
| 1人 | 2〜3本 | 6本 |
| 2人 | 4〜6本 | 12本 |
| 3人 | 6〜9本 | 18本 |
| 4人 | 8〜12本 | 24本 |
多めに見ておきたいケース
- 冬場 は火力を多く使うため消費が増え暖かい時期の1.5倍ほど必要になるとされます
- 炊飯やお湯を沸かす回数が多い家庭は表より 多めの備蓄 が望ましいとされます
- 1週間分(1人6本)を基本に家族の人数と季節で調整するのが現実的です
商品① 防災向け耐風カセットコンロ|火が消えにくい本体
最初におすすめしたいのが 耐風タイプのカセットコンロ です。停電・屋外でも火が消えにくくガスを無駄なく使えるとされます。

普段使いのコンロでも防災に使えるかな?

使えますが屋外や停電時は風で火が消えやすいので、風に強い耐風タイプだとガスを無駄なく使えると思いますよ。マグネット式の安全装置がある機種だといざというとき外れて安心です。
耐風カセットコンロの特徴
- 風防(耐風)構造 で屋外やすきま風のある室内でも火が安定しやすい
- マグネット式のボンベ脱着 なら鍋が倒れて強い力がかかったときに外れて安全
- 収納ケース付きなら、持ち運びや長期保管がしやすいです
- 普段の鍋料理にも使えるため、日常と防災で兼用 できます
安全に使うための注意
- 使うときは こまめに換気 し密閉した室内での長時間使用は避けます
- カセットコンロを2台並べて使わない(輻射熱でボンベが過熱するおそれがあるとされます)
- ボンベは正しくセットしガス漏れの音やにおいがあるときは使用を中止します
商品② カセットボンベ|まとめ買いと7年保管ルール
2つ目は カセットボンベ です。早見表で見た本数を計画的に備蓄します。
カセットボンベの選び方
- 3本パックを複数 備えると早見表の本数を揃えやすいです
- コンロと 同じメーカーの純正ボンベ を使うと相性の心配が少なく安心とされます
- JIA(日本ガス機器検査協会)の表示があるものを目安にすると分かりやすいです
「7年保管」とローテーション
- カセットボンベは 製造から約7年以内の使い切り が目安とされています(出典:岩谷産業 カセットボンベの使用期限)
- 防災用にしまい込むより普段使いしながら買い足す ローリングストックが向いています
- 保管は 高温・直射日光を避け、40度以下の冷暗所 が望ましい
- 古いボンベから使い、消費した分を補充すると、無駄なく新しい状態を保てます
商品③ 炊飯・湯沸かしクッカー|コンロで作る温かい食事
3つ目は 炊飯・湯沸かしができるクッカー です。コンロと組み合わせると温かい食事の幅が広がります。

コンロでご飯も炊けるのかな?

メスティンや小鍋があれば炊飯も湯沸かしもできます。レトルトや缶詰の温め直しにも役立つので備蓄食とセットで考えると安心ですよ。
クッカーの特徴と使い方
- メスティン・小鍋・ケトル があればコンロで炊飯やお湯を沸かせます
- 1〜2合炊きのコンパクトサイズなら収納も持ち運びもしやすいです
- レトルト・アルファ米・缶詰の 温め直し にも使えます
- 備蓄食(ローリングストック)とセットで考えると停電時も食事に困りにくくなります
カセットコンロ・ボンベ・クッカーの3点がそろうと停電・断水時でも温かい食事を用意しやすくなります。
カセットコンロ備蓄のよくある疑問
最後に備える前につまずきやすい疑問を3つ整理します。
都市ガス・プロパンの家でも必要?
ガスコンロのある家庭でもカセットコンロの備えは無駄になりません。
- 大きな地震では都市ガスは安全確認のため供給が止まり、復旧までに時間がかかる場合がある とされています
- プロパン(LPガス)は比較的復旧が早いとされますが、設備の点検が済むまで使えないこともあります
- カセットコンロは配管に頼らず 単体で使える ためガスの種類を問わず「つなぎの熱源」として役立ちます
オール電化・IHの家庭はどう考える?
オール電化の家庭は停電するとすべての調理手段が止まるため、熱源の備えの優先度はより高くなります。
- ポータブル電源があっても電気ケトルやIHは消費電力が大きく調理に使うと電池の減りが早い とされます
- 電気は照明・スマホ充電・情報収集に温存し調理はカセットコンロに任せる 役割分担 が現実的です
- 普段IHの家庭こそ鍋料理などで定期的にカセットコンロを使って操作に慣れておくと安心です
使い終わったボンベはどう捨てる?
使用済みボンベの出し方は自治体によって異なります。
- 中身が残ったまま捨てると収集車の火災原因になるおそれがあるため、火気のない風通しのよい屋外で使い切って から出すのが基本とされています
- 穴あけの要否は自治体で判断が分かれているため、お住まいの自治体の分別ルール を確認してから出しましょう
- ローリングストックで普段から使い切る習慣にしておくと期限切れボンベの処分に悩む場面そのものが減ります
まとめ
カセットコンロの防災備蓄を整理しました。
- 役立つ理由:電気・ガスが止まっても単体で調理できる/普段使いと兼用しやすい
- ボンベの本数:1人1週間あたり約6本が目安。家族の人数と季節で調整
- 商品3点:
- ① 耐風カセットコンロ(火が消えにくい・マグネット安全装置)
- ② カセットボンベ(3本パック複数・7年保管ローテーション)
- ③ 炊飯・湯沸かしクッカー(コンロで炊飯・温め直し)
- 安全:換気・正しい装着・2台並べて使わない
カセットコンロは電源(電気)とあわせて備える 「熱源」 として停電時の食事を支える備えになります。ぜひボンベの本数を早見表で確認しながらご家庭に合わせて備えてみてはいかがでしょうか。
備蓄リストの全体像や非常持ち出し袋は、関連記事もあわせてご参考ください。




