訪問者への対応は顔を見てから行っていますか?
宅配や郵便なら気軽に出てしまいがちですが訪問販売や強盗対策の観点では「相手の顔を見てから扉を開ける」習慣が大切です。さらに最近は不在時にスマホで対応できる機種も増え玄関防犯の主役と言ってもよい立場になってきました。
この記事ではカメラ付きインターホンを 録画機能・スマホ連携・設置タイプ の3つのポイントで選ぶ方法と、タイプ別おすすめ5機種、設置タイプ別の使い分け、設置と運用の注意点までまとめてご紹介します。
なぜカメラ付きインターホンが必要なのか
玄関は家のなかで一番外部と接する場所です。顔の見えない訪問者にうっかり扉を開けてしまうと強盗・空き巣・点検詐欺などのリスクにつながります。カメラ付きインターホンはこうした 「開ける前の確認」 を毎回確実にしてくれる存在です。
政府広報オンラインの「住まいの防犯対策」でも住宅への侵入手口は無締りに次いでガラス破りが多いとされており、玄関での訪問者対応は防犯の入口として大切な習慣です。インターホン越しに顔を確認し不審なら扉を開けない――この当たり前を支えてくれるのがカメラ付きインターホンです。
具体的な役割は次のとおりです。
- 強盗・空き巣対策:扉を開ける前に訪問者を視認できる
- 訪問販売・点検詐欺の予防:不審な相手の素性を確認できる/高齢の家族がいる家庭でとくに有効
- 不在時の宅配対応:スマホ連携モデルなら外出先からも応答可能
- トラブル時の証拠:録画機能があれば、何があったか後から確認できる
「対面しないと話せない」を「画面越しで判断できる」に変えるだけで安全度が一段上がります。
カメラ付きインターホンの選び方 3つのポイント
カメラ付きインターホンは見た目が似ていても機能や設置方法で大きな差があります。次の3つのポイントを押さえると自分の家に合った1台を選びやすくなります。
① 録画機能
訪問者が来たときの自動録画が主流です。いつ・誰が・何を持って来たか を後から確認できるのが大きな強みです。
- 保存先:内蔵メモリ/SDカード/クラウドの3パターン
- 保存件数の上限:直近◯◯件まで自動で上書きされるモデルが多い
- 不在時録画:留守でも自動で録画され帰宅後に確認できる
- 画質:夜間の見やすさはモデルごとに差があるため要確認
② スマホ連携
スマホと連携すると 外出先からも応答 できるため、留守がちな家庭や共働き世帯に向いています。
- 専用アプリ で通話・録画確認が可能
- 家族全員のスマホに通知設定できるモデルも
- Wi-Fi 環境 が前提(電波の安定性に左右される)
- 一部の機種は 月額料金 がかかるサービスがあるため契約条件を要確認
③ 設置タイプ
設置方法は大きく3種類あります。住居形態(戸建て/賃貸/既存ドアホンあり)で選び方が変わります。
- 配線式(電源工事あり):戸建ての新築や既存ドアホン置き換え向き。電池切れの心配なし
- 電池式・ワイヤレス:賃貸でも工事不要で取り付け可能。原状回復しやすい
- 既存ドアホンに後付け:今あるドアホンと併用するアダプタタイプもある
カメラ付きインターホンのおすすめ
ここからはタイプ別に5機種をご紹介します。住居形態と用途で選んでみてください。
① 定番ワイヤレス
家電量販店でよく見かけるパナソニック等の定番モデルです。モニター付き・録画機能・操作シンプルで初めての1台に向いています。
- 大型モニターで訪問者の顔がはっきり確認できる
- 自動録画機能
- 通話・操作がシンプルで高齢の方にも扱いやすい
- カラー画面で夜間も比較的見やすい
「迷ったらまずこれ」という安心感のある定番タイプです。家族で長く使い続けることを考えるならまずは候補に入れたいモデルです。
② スマホ連携高機能
TP-Link Tapo D230 や Ring Doorbell などスマホ連携が強みのモデルです。外出先からも応答できるため留守がちな家庭で活躍します。
- スマホアプリで外出先から応答可能
- クラウド録画/動体検知通知
- Wi-Fi接続が前提
- 家族全員のスマホに通知設定可
留守がちな家庭や共働きで宅配対応を外出先からしたい方に向いています。Wi-Fi 環境と月額サービスの内容を事前に確認しておきましょう。
③ 賃貸向け工事不要
ドアに掛けるタイプ・突っ張り式・両面テープ式で工事不要のモデルです。電池駆動で配線がなく退去時の原状回復にも配慮しやすい設計です。
- 工事不要・電池駆動で賃貸OK
- ドア掛け・両面テープなど多様な取り付け方法
- 録画機能付きモデルもあり
- スマホ連携モデルもある
賃貸住まいで「既存のインターホンに不満がある」「カメラ機能を追加したい」方におすすめです。
④ 既存ドアホン置き換え(配線式)
古いインターホンを配線そのままで置き換えできる上位機種です。録画とSDカード保存に対応しアイホン・パナソニックの上位モデルが定番です。
- 既存配線そのままで置き換え可能なモデル
- 録画+SDカード保存で長期保管
- ワイヤレス子機との組み合わせも可
- 設置は電気工事士の資格が要る場合がある
既存ドアホンが古くなってきた戸建てに向いています。電気工事が伴う場合はホームセンターや家電量販店の取付サービスを利用するのが安心です。
⑤ 低価格エントリー
機能を絞ったエントリーモデルです。「まずは試したい」という方や家族の人数分そろえても負担が小さい価格帯が魅力です。
- 基本機能を絞ったシンプル設計
- カメラ・モニター・通話の3点セット
- 録画機能なし、または簡易のものもある
メイン機の前にお試しとして導入する方や必要十分な機能だけほしい方に向いています。
設置タイプ別の使い分け
住居形態や設置の自由度によって向いているタイプが変わります。ご自身の状況に合わせて選んでみてください。
戸建ての新築・既存置き換え
- 配線式の上位機種(④)が安心。長期で使える
- 既存配線を活かせるか事前に確認する
- 工事業者・電気工事士に依頼するのが安心
戸建ての追加・補強
- 玄関だけでなく勝手口や駐車場にも置きたい場合は電池式(③)を追加する方法も
- 既存ドアホンと併用するアダプタタイプも便利
賃貸
- 工事不要モデル(③)が現実的
- 退去時の原状回復に配慮し両面テープの跡が残らないタイプを選ぶ
- スマホ連携モデル(②)も賃貸で使える
DIY可否の目安
- 工事不要モデルは自力で取り付けOK
- 既存ドアホン置き換え(④)は 電気工事士の資格 が要るケースがあるため業者依頼が安心
- ホームセンターや家電量販店の取付サービスも選択肢
設置と運用の注意点
カメラ付きインターホンは買って終わりではなく運用面でいくつかの注意点があります。長く安心して使うために押さえておきましょう。
- 電源確保:配線式は停電時に動作しないモデルが多い/電池式は予備電池を備えておく
- 録画データの保存:定期的にSDカードを取り出してバックアップ/クラウド保存は月額料金を把握しておく
- プライバシーへの配慮:公道や隣家の敷地が録画範囲に入らないようカメラ角度を調整する/必要に応じてマスキング機能を活用する
- CPマーク認定品の参考:玄関の防犯部品ではCPマークが認定品の目安になる。インターホン本体での認定は少ないですが、関連する補助錠やドアでは参考にしてみてください
- 故障時の対応:保証期間・修理対応の窓口を購入前に確認する
- ファームウェア更新:スマホ連携モデルはアプリ・ファームウェアの更新で機能改善されることが多いので、定期的に確認する
玄関防犯の補強として
カメラ付きインターホンだけで玄関の防犯が完結するわけではありません。鍵・補助錠・カメラと組み合わせる 多層防犯 が、侵入者にとって「狙いにくい家」を作ります。
- スマートロック:施錠忘れの防止と、来訪者対応の連携
- 補助錠(ワンドアツーロック):侵入にかかる時間を延ばし、犯行をあきらめさせる
- 防犯カメラ屋外:敷地外まで監視範囲を広げる
- 女性一人暮らしの追加対策:訪問者対応の習慣も含めて総合的に




まとめ
カメラ付きインターホンの選び方とおすすめをご紹介しました。最後に要点を振り返ります。
- 選び方は 録画機能/スマホ連携/設置タイプ の3軸で考える
- タイプ別では 定番ワイヤレス/スマホ連携/賃貸向け/既存置き換え/低価格 から用途で選ぶ
- 賃貸でも工事不要モデル で十分対応できる
- 設置時は 公道や隣家のプライバシー に配慮する
- スマートロック・補助錠・防犯カメラと 組み合わせる多層防犯 が効果的
ぜひお気に入りの1台で玄関の防犯を一段強化してみてはいかがでしょうか。


