防災用ポータブル電源のおすすめ6選|停電対策に必要な容量の選び方を容量帯別に解説

停電時の室内でポータブル電源とソーラーパネルから給電するイメージ 防災グッズ
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防災用ポータブル電源のおすすめ6選【停電対策に必要な容量の選び方を容量帯別に解説】

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突然の停電に加えて長引いた場合にご自宅の電源は確保できていますか?

近年は地震や台風による大規模停電が各地で発生しており内閣府や経済産業省は日頃からの備えを呼びかけています。停電が数日に及ぶこともあるなかスマホの充電から冷蔵庫まで支えてくれるのがポータブル電源です。

本記事では停電に備えたい方に向けて防災用ポータブル電源の選び方を5つのポイントで整理し、容量帯別のおすすめ6機種を分かりやすくご紹介します。


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防災用ポータブル電源を選ぶ5つのポイント

ポータブル電源は容量や出力でできることが大きく変わります。防災用に選ぶときは次の5つのポイントを押さえておくと失敗しにくいとされています。停電対策の視点で整理します。

① 容量(Wh):どれだけ長く使えるか

容量は「Wh(ワットアワー)」で表され、数字が大きいほど多くの電力をためられます。動かせる時間の目安は「容量(Wh) ÷ 家電の消費電力(W)」で計算でき500Whで50Wの扇風機を回すならおよそ10時間です。スマホ中心なら300Wh前後、停電対策の主力なら500〜1000Wh、家族の長時間停電なら1000Wh以上が目安とされています。

② 定格出力/瞬間最大出力(W):何を動かせるか

容量が「使える時間」なら出力(W)は「動かせる家電の種類」を決めます。家電の消費電力が定格出力を超えると動かせないため、使いたい家電の消費電力を先に確認しておくと安心です。電子レンジやドライヤーは1000〜1300W前後と高く使いたいなら定格1500W級が向いています。一部のモデルには高出力家電に対応する「電力リフト」「X-Boost」もありますが、対応できる負荷に条件があるため過信は避けるのが望ましいとされています。

③ 出力ポート(AC・USB-C PD・シガー):必要な差込口を揃える

主な差込口は家庭用コンセントと同じ形のACポート、スマホやノートPCを急速充電できるUSB-C(PD対応)、車載機器に使えるシガーソケットです。防災用にはACポートが2口以上あり、USBポートが複数あるモデルが扱いやすいとされています。家族で同時に使う場面を想定し余裕のあるものが安心です。

④ バッテリー種類:リン酸鉄リチウムが防災向き

バッテリーには大きく「三元系リチウム(NMC)」と「リン酸鉄リチウム(LiFePO4)」があります。防災用途では長寿命で熱に強く長期保管にも向くリン酸鉄リチウムを選ぶのが望ましいとされています。充放電をくり返せる回数が3000回以上と多く普段しまっておく防災用ではこの長寿命と保管適性が大きな強みになります。 本記事で紹介する6機種はすべてリン酸鉄リチウム搭載です。

⑤ 充電方法:ソーラー・パススルー・UPS機能

どう充電できるかも防災では重要です。注目したいのは次の3点です。

  • ソーラー充電対応:別売パネルをつなげば停電が長引いても太陽光で充電を続けられます
  • パススルー充電:本体を充電しながら家電にも給電でき、コンセント代わりに据え置けます
  • UPS機能:停電を検知して自動で電源を切り替え、作業中のPCや冷蔵庫を止めずに済みます

なかでもUPS機能は停電対策との相性がよく備えておくと安心とされています。ただし家庭用の簡易的なUPSのため、瞬断も許されない医療機器などには別の専用機器が望ましいとされています。


容量帯の目安(どれを選べばいい?)

「結局どの容量を選べばいいの?」という方のために容量帯を小・中・大に分けて目安を整理しました。動かせる家電と時間は目安で実際の消費電力は機種により差があります。

容量帯 動かせる家電と目安時間 想定世帯・用途 価格帯(目安)
小(〜500Wh) スマホ約20〜40回、ノートPC数回、扇風機(約40W)約6〜10時間 一人暮らし〜少人数。スマホ・PC中心の入門・携行 約2〜5万円
中(500〜1000Wh) 冷蔵庫(約150W)約5〜6時間、電気毛布(約60W)約12時間、扇風機を一晩 2〜3人世帯。停電対策の主力 約4〜6万円
大(1000Wh〜) 冷蔵庫を半日以上、電子レンジ・ドライヤーも短時間使用可 家族世帯の長時間停電・複数家電・連泊 約7〜12万円

スマホやノートPCの充電だけなら小容量、冷蔵庫や扇風機を数時間動かして在宅避難を支えたいなら中容量、家族で複数の家電を長時間使いたいなら大容量が目安です。 価格はクーポンやセールで変動が大きく、上の表はあくまで目安でタイムセール時はさらに安くなる場合もあります。迷ったときは停電対策の主力になる中容量(500〜1000Wh)から検討すると価格と安心のバランスが取りやすいとされています。


容量帯別おすすめ6選

ここからは容量帯別に、防災用におすすめの6機種をご紹介します。いずれもリン酸鉄リチウム搭載でAmazonと楽天市場の両方で流通する定番ブランド機です。携行・入門の小容量から、停電主力の中容量、長時間安心の大容量へと並べています。

小(〜500Wh):入門・携行性

まずは「最初の1台」に選びやすい小容量帯です。軽くて持ち運びやすく、スマホやノートPCの充電中心に備えたい方に向きます。

Anker SOLIX C300(288Wh)

約3.5kgのコンパクト軽量設計でリン酸鉄リチウム搭載の入門機です。1.1時間で満充電でき、AC・USB-C・USB-Aを含む8ポートを備えスマホからノートPCまでまとめて充電できます。

  • 容量:288Wh
  • 定格出力:300W(AC3口)/瞬間最大 約600W
  • バッテリー:リン酸鉄リチウム(LiFePO4)・長寿命
  • 出力ポート:AC×3/USB-C(PD対応)/USB-A等(計8ポート)
  • ソーラー充電:対応(別売パネル)/UPS:なし
  • 充電:約1.1時間満充電
  • 価格帯(目安):約3〜4万円

軽くて持ち運びやすく停電時にスマホやLEDライトの電源を手元で確保したい最初の備えに向きます。普段のアウトドアやデスク周りでの充電にも兼用できます。

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EcoFlow RIVER 2 Max(512Wh)

約60分の急速満充電とUPS機能を備えた512Whモデルです。停電時に機器を止めず切り替えられ約6kgで持ち運びやすい入門上位機です。

  • 容量:512Wh
  • 定格出力:500W/瞬間最大 1000W(X-Boostで一部1000W級家電に対応)
  • バッテリー:リン酸鉄リチウム(LiFePO4)・約3000回サイクル
  • 出力ポート:AC×4/USB-C/USB-A/DC5521/シガーソケット(計11ポート)
  • ソーラー充電:対応/UPS:あり(停電時自動切替)/パススルー対応
  • 充電:AC約60分で満充電・重量約6kg
  • 価格帯(目安):約3〜5万円

スマホやPCに加えて扇風機・電気毛布・小型調理家電を数時間動かせます。UPS機能で作業中のPCを止めずに済み、軽さと価格から入門上位に選びやすい一台です。

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中(500〜1000Wh):停電対策の主力

ここからは停電対策の主力となる中容量帯です。冷蔵庫や扇風機、電気毛布などを数時間動かせ在宅避難を支える中心の電源です。

BLUETTI AC70(768Wh)

定格1000Wと電力リフトを備えた768Whモデルです。約45分で80%まで充電でき、UPSとアプリ管理にも対応した主力候補です。

  • 容量:768Wh
  • 定格出力:1000W/瞬間最大 1500W(電力リフトで最大2000Wの抵抗負荷に対応)
  • バッテリー:リン酸鉄リチウム(LiFePO4)・3000回以上サイクル
  • 出力ポート:AC×2/USB-C(100W)/USB-A/シガーソケット 等(純正弦波)
  • ソーラー充電:対応(最大500W入力)/UPS:あり/パススルー対応
  • 充電:AC約45分で80%・約1.5時間で満充電(保証5年)
  • 価格帯(目安):約4〜6万円

冷蔵庫・扇風機・電気毛布・テレビ・電気ポットなどを数時間動かせ電力リフトを使えば一部の高出力家電にも対応しやすい一台です。急速充電にも対応し家族の在宅避難の中心電源に安心です。

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EcoFlow RIVER 2 Pro(768Wh)

約70分の急速満充電と11ポート、UPS機能を備えた768Whモデルです。冷蔵庫や電気毛布を数時間動かせる停電対策に扱いやすい万能型です。

  • 容量:768Wh
  • 定格出力:800W/瞬間最大 1600W(X-Boostで1000W級に対応)
  • バッテリー:リン酸鉄リチウム(LiFePO4)・約3000回サイクル
  • 出力ポート:AC×4/USB-A/USB-C/DC5521×2/シガーソケット(計11ポート)
  • ソーラー充電:対応/UPS:あり/パススルー対応
  • 充電:AC約70分で満充電・重量約8.25kg
  • 価格帯(目安):約4〜6万円

11ポートと豊富で家族のスマホやタブレットをまとめて充電しつつ冷蔵庫や電気毛布も動かせる汎用主力です。AC70と同じ768Wh帯のためポート数で選ぶならこちらです。

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大(1000Wh〜):長時間・複数家電

最後は家族の長時間停電や連泊に備える大容量帯です。定格出力も高く電子レンジやドライヤーなど消費電力の大きい家電も短時間なら使えます。

EcoFlow DELTA 3 Classic(1024Wh)

定格1500W・瞬間最大3000Wで家庭用家電の多くをカバーする1024Whモデルです。56分で100%まで急速充電でき4000回以上の長寿命とUPS機能を備えた長時間停電向けの一台です。

  • 容量:1024Wh
  • 定格出力:1500W/瞬間最大 3000W
  • バッテリー:リン酸鉄リチウム(LiFePO4)・4000回以上サイクル・10年長寿命
  • 出力ポート:AC×6/USB-A/USB-C/シガーソケット 等(多ポート構成)
  • ソーラー充電:対応/UPS:あり(10ms以内切替)/パススルー対応
  • 充電:AC約56分で100%満充電
  • 価格帯(目安):約7〜10万円

冷蔵庫・電子レンジ・ドライヤー・暖房など複数の家電を長時間使えます。DELTA 2の後継機にあたり充電速度と寿命がさらに向上した現行の定番大容量機です。

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Jackery ポータブル電源 1000 New(1070Wh)

約1時間の満充電と4000回以上の長寿命で、防災の売れ筋として知られる1070Whモデルです。定格1500W・瞬間3000WとUPSを備えて家族の長時間停電に備えられる定番の大容量機です。

  • 容量:1070Wh
  • 定格出力:1500W/瞬間最大 3000W
  • バッテリー:リン酸鉄リチウム(LiFePO4)・4000回以上で容量70%以上を維持
  • 出力ポート:AC/USB-C(100W)×2/USB-A/シガーソケット(純正弦波)
  • ソーラー充電:対応/UPS:あり/アプリ遠隔操作
  • 充電:緊急充電モードで約60分満充電
  • 価格帯(目安):約7〜12万円

冷蔵庫・電子レンジ・ドライヤー・暖房などを長時間動かせ、家族の在宅避難の主電源として頼れます。4000回以上の長寿命で長く備える防災用にぴったりの定番です。

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ポータブル電源を防災で活かすコツ

ポータブル電源は置いておくだけでなく、いざというときに使える状態を保つことが大切です。防災で活かす4つのコツをご紹介します。

ソーラーパネルを併用すると停電が長引いても充電を続けられます。本体だけでは使い切ったら終わりですが、別売パネルがあれば日中に充電し直せるため日当たりのよいベランダや庭での使用を想定しておくと安心です。

残量を管理し、定期的に充電することも欠かせません。リチウムバッテリーは使わなくても少しずつ自然放電するため、数か月に一度は残量を確認し必要に応じて充電しておくと安心です。

同時に使うW数を意識すると出力オーバーで止まるのを防げます。使いたい家電の消費電力を足し合わせ、定格出力の範囲に収まるか確認しましょう。冷蔵庫と電子レンジのように高出力家電が重なる場面は特に注意したいです。

高温多湿を避けて保管することも長持ちのコツです。直射日光の当たる場所や車内の高温環境は劣化を早めるため、室内の風通しのよい場所に置くのが望ましいとされます。


他の備えとの組み合わせ

ポータブル電源は心強い備えですがそれだけで防災が完結するわけではありません。役割の違う備えと組み合わせることが大切です。

ポータブル電源は在宅避難の「据え置きの電源」として、冷蔵庫や明かり、情報機器をまとめて支えます。一方で避難所へ移動するとき重い本体を持ち出すのは現実的ではなく、その場面では軽いモバイルバッテリーが向いています。つまり「在宅避難はポータブル電源、持ち出しはモバイルバッテリー」と役割を分けて備えるのがおすすめです。避難時にまず持ち出したい必需品は、こちらの記事で詳しくまとめています。

非常持ち出し袋に必要なものチェックリスト|最低限揃えたい必需品と家族別の備え
非常持ち出し袋に必要なものを7カテゴリのチェックリストで一覧化しました。情報・連絡から水・食料、明かり・電源、衛生・トイレ、救急、防寒、貴重品まで最低限揃えたい必需品を解説。女性・乳幼児・高齢者・ペット向けの追加品やパッキングのコツも紹介し、これから備える初心者でも迷わず準備できます。

一人暮らしの方はポータブル電源を含めた防災グッズ全体の省スペースな備え方もあわせて参考になります。

一人暮らしの防災グッズ|ワンルームでも省スペースで備える最低限リスト
一人暮らしの防災グッズを、省スペース・低予算で備える最低限リストとしてご紹介します。ワンルームでもしまえる選び方3原則、カテゴリ別チェックリスト、収納のコツ、予算別のそろえ方まで、賃貸の単身世帯向けに整理しました。非常持ち出し袋や在宅備蓄との組み合わせ方もわかります。

明かりの備えもあわせて見直すと安心です。ポータブル電源でLEDライトの充電は賄えますが、停電直後にすぐ使えるヘッドライトやランタンも別に用意しておくと慌てずに済みます。


公式直販で「まるごと」備えるなら

ここまでは Amazon や楽天市場で1台ずつ選べる定番機をご紹介しました。単品を価格で比べて選ぶなら通販が便利ですが、容量の大きいモデルや拡張バッテリーまで含めて「まるごと」備えたいときは、各メーカーの公式直販で選ぶ方法もあります。公式直販はセールや会員特典、手厚い保証が用意されていることが多く、大容量モデルや最新機種もそろいやすいのが特徴です。

代表的な3ブランドの公式直販の特徴を整理しました。容量帯やキャンペーンは時期により変わるため、最新の内容は各公式サイトでご確認ください。

ブランド 公式直販の特徴 容量帯の目安 向いている方
BLUETTI 公式限定のセールや会員特典が手厚く、最大6年保証。長寿命のリン酸鉄を採用 約128〜3,000Wh台(拡張で最大5,000Wh級) 価格を抑えつつ容量を選びたい方
Jackery 累計販売台数の多い定番ブランドで5年保証。ソーラーパネルとのセットも充実 約99〜5,000Wh(1000 New は1070Wh) 定番の安心感で選びたい方
Dabbsson 拡張バッテリーで超大容量まで伸ばせ、半固体リン酸鉄で長寿命 2,330Wh級〜(拡張で約4,660Wh) 家族の長期停電や連泊に備えたい方

なかでもBLUETTIは時期によって会員特典やクーポンが用意されていることがあるため、購入前にチェックしておくと選びやすくなります。大容量や拡張を重視するならDabbsson、定番の安心感で選ぶならJackeryという選び方もあります。


まとめ

防災用ポータブル電源の要点をおさらいします。

  • **容量(Wh)**は動かせる時間、**定格出力(W)**は動かせる家電の種類を決める
  • バッテリーは長寿命・長期保管に強い**リン酸鉄リチウム(LiFePO4)**が防災向き
  • ソーラー充電・パススルー・UPS機能があると停電対策に強い
  • 容量帯はスマホ中心なら小(〜500Wh)、停電対策の主力なら中(500〜1000Wh)、家族の長時間停電なら大(1000Wh〜)が目安
  • 据え置きはポータブル電源、持ち出しはモバイルバッテリーと役割を分けて備える

停電はいつ起きるか分かりませんが容量と用途を押さえればご家庭に合った一台はきっと見つかります。まずは停電対策の主力になる中容量から、ぜひ備えてみてはいかがでしょうか。