地震のとき頭部を守る備えは用意していますか?
防災グッズというと水や食料が思い浮かびますが、地震で命に関わるのが 落下物による頭のけが です。家具や照明、割れたガラスが落ちてくる場面で頭を守るのが防災ヘルメットですが子ども用や自転車用と違い、大人用の防災ヘルメット は意外と備えが手薄になりがちです。
この記事では、防災ヘルメットが必要な理由と防災頭巾との違いを整理したうえで国家検定・素材・収納タイプという選び方の軸と折りたたみ式・収納式・家族兼用の3点をご紹介します。寝室や玄関に常備していざというとき手の届く備えにしてみませんか?
防災ヘルメットが必要な理由|落下物から頭を守る
まず、なぜ大人にも防災ヘルメットが必要なのかを整理します。

防災頭巾あたりじゃダメなの?

頭巾は布で衝撃をやわらげますが固い落下物には硬い殻のヘルメットのほうが頭を守りやすいとされます。大人は特にヘルメットが向きますよ。
地震の落下物・後片付けのリスク
- 地震では家具・照明器具・割れたガラスなどが 落ちてきて頭を直撃 するおそれがあります
- 揺れがおさまった後の 後片付けや移動 のときも不安定なガレキが落ちてくる可能性があります
- 避難の途中、ブロック塀や看板など 屋外の落下物 から頭を守る場面もあります(出典:総務省消防庁「地震に自信を」)
防災頭巾とヘルメットの違い
- 防災頭巾 は布のクッションで衝撃をやわらげ、火や飛散物から守るのに役立ちます
- ヘルメット は硬い殻で固い落下物の衝撃を受け止めて頭を守りやすいです
- 大人は活動範囲が広く後片付けや屋外移動も多いためヘルメットの方が向いています

選び方|国家検定・素材・収納タイプ
防災ヘルメットは種類が多く迷いやすいので3つの軸で選ぶと分かりやすくなります。

そもそもどれを選べばいいか分からない…

「飛来・落下物用」の国家検定(労・検)合格品を目安にすると安心です。畳めるタイプなら寝室に置けていざというとき手が届きますよ。
① 国家検定(労・検マーク)で選ぶ
- 「飛来・落下物用」の国家検定に合格した保護帽には**「労・検」マーク** が付いています
- このマークは落下物・飛散物から頭を守る一定の性能が認められた目安になります
- 防災用として選ぶなら検定合格品かどうかを確認すると安心です
② 素材で選ぶ
| 素材 | 特徴 |
|---|---|
| ABS樹脂 | 軽量・扱いやすく価格も手ごろ |
| PC(ポリカーボネート) | 耐衝撃性が高い |
| FRP | 耐熱・耐候性が高く、火災時の火の粉にも強く耐用年数も長め |
③ 収納タイプで選ぶ
- 折りたたみ式:A4サイズや薄型に畳めて寝室や棚に置きやすい
- 収納式:スライドやワンタッチで素早く展開できデスクやオフィスに常備しやすい
- いずれも 使う場所と保管場所 に合わせて選ぶといざというとき手が届きます
耐用年数(買い替え)も意識する
- ヘルメットは素材ごとに 耐用年数(買い替えの目安) があり、製品により約5年などとされます
- 強い衝撃を受けたものは見た目に問題がなくても買い替えが望ましいとされます
商品① 折りたたみ式ヘルメット|A4・薄型に畳める
最初におすすめしたいのが 折りたたみ式の防災ヘルメット です。薄く畳めて寝室や棚に置いておけるのが利点です。
折りたたみ式の特徴
- A4サイズや薄型 に畳め、引き出しや棚のすき間に収納できます
- 寝室の枕元に置いておけば、就寝中の地震 でもすぐ手に取れます
- 使うときは数ステップで組み立てられる製品が多いです
- 大人サイズで国家検定(労・検)合格品 を選ぶと安心です
地震は寝ている時間にも起こり得るため、手の届く場所に常備 できる折りたたみ式は備えの基本になりやすいです。
商品② 収納式ヘルメット|スライド/ワンタッチで素早く展開
2つ目は 収納式(スライド・ワンタッチ展開)のヘルメット です。畳んだ状態から素早く形にできるタイプです。
収納式の特徴
- スライドやワンタッチ でぱっと展開して被れます
- コンパクトに収まるためオフィスのデスクやロッカー にも置きやすいです
- 折りたたみ式より組み立ての手間が少ない製品が多い
- こちらも大人サイズ・国家検定品 を目安に選びます
自宅だけでなく 職場や車 にも置いておくと外出先の地震でも頭を守りやすくなります。
商品③ サイズ調整・家族兼用|頭囲調整と子どもとの使い分け
3つ目は サイズ調整ができる家族兼用タイプ です。頭囲を合わせて家族で使い分けられます。

家族みんなのぶん用意がいるのかな?

一人ひとり頭のサイズが違うので人数分あると安心です。小さな子どもは防災頭巾と使い分ける方法もありますよ。
家族兼用タイプの特徴
- 頭囲を調整 でき大人から大きめの子どもまで合わせやすいです
- あごひもでしっかり固定でき、軽量樹脂なら長く被っても疲れにくいとされます
- ヘルメットは一人ひとり頭のサイズが違うため、人数分そろえる のが望ましいです
- 小さな子どもはサイズの合うヘルメットや 防災頭巾と使い分け る方法もあります
子ども(〜小学生)の頭部保護は、防災頭巾やサイズの合う製品を中心に考えると安心です。詳しくはこちらの記事もご参考ください。

防災ヘルメットのよくある疑問
最後に備える前につまずきやすい疑問を整理します。
どこに置いておくのがいい?
すぐ手の届く場所に分散して置くのがポイントです。
- 就寝中の地震に備えて寝室の枕元やベッド下 に1つ置いておくと、暗がりでもすぐ手に取れます
- 避難の動線上で被れるよう玄関 にも家族の人数分を用意しておくと安心です
- 日中の被災に備え職場のデスクやロッカー・車 にも置いておくと外出先でも頭を守りやすくなります
- 折りたたみ式なら場所を取らず複数の場所への分散もしやすいです
自転車用ヘルメットで代用できる?
兼用できる場面もありますが想定する衝撃が異なります。
- 自転車用は転倒・衝突を想定した規格、防災用は 飛来・落下物用 の国家検定(労・検)が目安とされます
- 手元の自転車用を一時的に使うのは選択肢になりますが家に備えるなら飛来・落下物用の検定品が安心です
- どちらの規格に対応しているか製品の表示を確認して選びましょう
何年くらいで買い替える?
見た目に問題がなくても定期的な交換が望ましいとされます。
- 素材ごとに耐用年数の目安があり製品により約3〜5年 などとされます
- 強い衝撃を一度でも受けたものは内部が傷んでいることがあるため 買い替え が望ましいです
- 購入時期をラベルなどに記録しておくと交換のタイミングが分かりやすくなります
正しく被るには
- あごひも を締めてずれないよう頭にフィットさせます。ゆるいと落下物の衝撃でずれてしまいます
- 前後を間違えないよう被り方を一度試しておくと、いざというとき慌てません
- 折りたたみ式・収納式は組み立て方を家族で共有 しておくと誰が使うときもすぐ被れます
まとめ
大人用折りたたみ防災ヘルメットの選び方を整理しました。
- 必要な理由:地震・後片付け・屋外の落下物から頭を守る/大人はヘルメットが向く
- 選び方3軸:国家検定(労・検)/素材(ABS・PC・FRP)/収納タイプ(折りたたみ・収納式)
- 商品3点の使い分け:
- ① 折りたたみ式(A4・薄型/寝室の枕元に常備)
- ② 収納式(スライド・ワンタッチ/職場や車に)
- ③ サイズ調整・家族兼用(頭囲調整/子どもは頭巾と使い分け)
- 買い替え:素材ごとの耐用年数(約5年など)・強い衝撃を受けたら交換
防災ヘルメットは頭を完全に守るものではありませんが落下物から頭を守りやすくする備え になります。ぜひ国家検定と収納タイプを目安に手の届く場所に常備してみてはいかがでしょうか。
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